名前は、まだない。

you can ( not ) redo.

喫茶店のマナーとは。

<喫茶店が抱える問題>

茶店に於いては、珈琲もしくは紅茶といった飲み物に多くの利幅が設けられており、ほとんどの店で飲み物の注文を必須としていると思われる。食事というのはあくまでサブ的なモノであり、そこまで多くの利幅が設けられているわけではない。

 

必然、食事の注文だけというのは断られるケースもしばしばある。遭遇したことがある人もいるかもしれない。特に飲みたいものはないが、小腹は空いた。お冷だけもらって、軽食だけ頼もうか、みたいな。

しかし店にとってその行動は非常に厳しいものであり、骨折り損のくたびれ儲けといったところだ。

僕が働く喫茶店にも、たまにこういう人は来る。断りを伝えると驚いたような顔をする人もちらほらだ。 内心「育ちが悪いなこの人」と思ってしまう。よくないよくない。

 

ここでさらにもう一つ、深刻な問題が浮上してくる。長時間居座る人だ。飲み物を注文してもらったところで、それ一つで何時間も粘られるのもこれまた多くの喫茶店が抱える問題の一つと言っても過言ではない。

 

 

<喫茶店員が思う喫茶店のマナー>

www.nikkei.com

基本的には各店の判断に任せるが、おおよそ1時間半~2時間程度の利用ならば「気兼ねなく」粘れるだろうといった書かれ方をしている。

ただ一喫茶店員の感想としては、腹立たしい。2時間も居座られたらさすがに後ろから蹴飛ばしたくもなる。個人的な体感限度としては【30~40分】。これ以上利用するならば追加のドリンクを注文するのが居座る人間として最低限求められる倫理観ではないかと日々思う。

少し経済学的な話をするならば、追加注文されずに居座り続けられることは店にとっては機会損失であり、さらには回転率の低下から利益の減少、最終的には赤字というスパイラルに陥りかねない。

 

飲み物一つで粘るのが大目に見て許されるのは、きっと高校生までだ。社会人になってまでそういうことをしている人を見るのは見苦しい。もう立派な大人なのにそういう価値観・倫理観を得ることができなかった哀れな人、としか僕は思えない。

 

何につけてもマナーマナーと押し付けたくはないが、それでも居直られたらこっちから働きかけざるを得なくなってしまう。

上客として気分よく過ごしたいと思うのであれば、(もちろん店員としてはすべての客に対して貴賤なく接するつもりではあるが)そもそも自分が上客として扱ってもらえるような行動をしているかを振り返ってみてほしいと思う。

たかが店員のくせに何様だと思うのはもちろんだ。だがこんなしょーもないことで剣呑な雰囲気になって居心地悪く過ごすのはもっとしょーもない。

 

いやはや、今日も今日とてひどい有様だったな。

 

おわり。